醍醐山から石山へ

 もう一か月になります、暑さの残る醍醐山に登りました。山科でJRから地下鉄に乗り換え、醍醐駅から歩きはじめます。抜けるような青空は、秋たけなわです。

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五重の塔を垣間見ながら、

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大伽藍を遣り過ごし、女人堂から上醍醐への参道です。手水舎には、不動明王、理源大師、弥勒菩薩役行者地蔵菩薩が祀られています。
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入山料を納め、坂道を上って行きます。少し登った所は、豊臣秀吉最後の醍醐の花見の宴の跡です。
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参道は歩きやすい石段ですが、上醍醐二上山に近い高さの山ですので、1時間半かけて登りました。 
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上醍醐の五大堂の前の像は、観賢僧正、理源大師、役小角です。
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細い道を辿ると醍醐山頂です。
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下った所が横峯峠で、ここから舗装道路と合流します。かつてのゴルフ場に通じる道です。  f:id:Fis-dur:20231022225320j:image

一時間、天上の散策を続けると、視界が広がります。そして眼下は甍の波です。否、ソーラーパネルが元ゴルフ場の芝の上に広がっているのです。自然保護の観点からは、ゴルフ場が良いとは言えませんが、無機的なパネルのスロープには、少しため息が出てきます。勿論、発電という形で我々の生活を豊かにしてくれるているのですが。f:id:Fis-dur:20231022225342j:image

舗装が終わり、山道となり、西千頭岳、千頭岳を通り過ぎます。

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石山へは、東海自然歩道を下ります。古くなっていますが、歩きやすい道です。
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途中、数多くの倒木が放置されています。折角植林したであろう美林が、朽ちていくのは、如何にも勿体ないです。所有権、林道、コストなど多くの問題が関わっているのでしょうが、何とかならないかと思ってしまいます。

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林道の通じた場所なら、契約林として搬出されていきます。

山を下り街中を抜けて、京阪の始発駅へ。さらにJR石山駅で乗り換えて、大阪に戻りました。

 

静かな山旅でした。蝉の声も歩くにつれて変わっていきます。山中はあまり暑くなく、もう直ぐこおろぎが鳴くだろうと、感じたことでした。