茶畑と万灯呂山

JR学研都市線は、西は京橋から神戸方面に直接通じ、東側は生駒山の北側を迂回して奈良に至るルートです。先日、同志社前のホームで奈良行きの電車を待っていました。南北に走る線路のホームから、東正面にゆったりと静かに横たわる山並が望めます。所々、車…

寳山寺、暗峠、慈光寺、額田

生駒駅を下車して商店街を抜けると、寳山寺参道の上りです。 階段をゆっくりと登ると、途中、大和方面が望めます。燈籠の列、石畳の道を上って鳥居を抜けると惣門です。更に中門を潜って、本堂、拝殿です。この地は役行者の修行の場に始まり、江戸時代湛海律…

醍醐山から石山へ

もう一か月になります、暑さの残る醍醐山に登りました。山科でJRから地下鉄に乗り換え、醍醐駅から歩きはじめます。抜けるような青空は、秋たけなわです。 五重の塔を垣間見ながら、 大伽藍を遣り過ごし、女人堂から上醍醐への参道です。手水舎には、不動明…

深北緑地

寝屋川は小さな川のように思われるが、流域は広く、生駒山の南端より四條畷まで水源が広がっている。その中ほど、その名が中の島の萱に由来する萱島から、堤防沿いの道を下流に向かって歩き始めた。 第二京阪道路と国道を越えて緑地に入る。広大な深北緑地は…

大阪淀屋橋 芝川ビル

日本最初のウィスキーは、スコットランドで製法を学んだ竹鶴政孝を高給で招いたサントリーが売り出しました。その後、独立した竹鶴を支援したのが芝川又四郎で、竹鶴のニッカウィスキーの最初の株主総会は、彼の芝川ビルで開かれたそうです。やがて工場は、…

岩橋山

葛城山の前山、岩橋山です。二上山から紀淡街道に続く修験道の一部です。修験道を少しだけ歩きました。

建長寺

連休の最後、鎌倉の建長寺に参拝しました。承久の乱の後建立された、鎌倉五山筆頭の名刹だそうです。

初冬の城南宮

伏見区の城南宮は、地下鉄竹田駅から西へ15分ほど、平安京造営の南北の基軸となった船岡山と京田辺の甘南備山を結ぶ一直線上に位置し、鳥羽離宮の鎮守府でした。 東鳥居を通り抜け、参道を進み鳥居を潜って拝殿で参拝を済ませ授与所から春の山に入ります。 …

河内の里 弘川寺 西行

西行の終焉の地、葛城山の麓の弘川寺に行きました。富田林からバスに乗り終点で下車です。紅葉には少し早いので、山は多彩な彩りです。西行に次のような歌があります。 麓まで唐紅に見ゆるかな さかりしぐるる葛城の峰 西行記念館は後で拝観することにして、…

十三峠、業平道

秋晴の生駒山、十三峠を越えました。 奈良県の元山上口駅より、畑の畝に季節の花々が咲き揃う、緩やかな道を登ります。一時間近く歩くと、自動車道路の交わる峠です。 昔からの尾根径に地蔵石仏が祀られています。 江戸時代の作ですが、数多の旅人を想い、暫…

初秋の観心寺

汗ばむ10月始めの観心寺にお邪魔しました。スマホを忘れたので写真はなく文字のみになりました。檜尾山の緑に懐かれ、山門から金堂まで、坂道の参道から見通せます。 山門を入った右側の堀で囲まれた後邨上(後村上)天皇旧蹟は、天皇の行宮で一年足らず政務…

龍渓禅師に因んで

西区九条の九島院さんにお邪魔しました。龍渓禅師開山の九島院には以下のような縁があるそうです。 来朝した隠元隆琦禅師は、徳川将軍に謁見し、宇治に萬福寺を開いて黄檗宗の開祖となりました。これらは龍渓禅師の尽力によるもので、龍渓宗潜は隠元禅師より…

太融寺さん

4回目のコロナワクチンは、扇町プールで受けました。会場は、以前、大阪扇町プールとして数々の記録が生まれ、水泳以外のスポーツ大会も数多く開かれてきましたが、20年前の国体の時に移転し、現在、扇町プールとして運営されています。 ワクチン接種は直ぐ…

浄土の庭 四天王寺

山歩きのリュックで首筋を痛めたので軽装で天王寺に出掛けました。四天王寺は日本最古の寺院のひとつですが、庶民的なお寺でもあり、山門は24時間開放です。広い伽藍の中の、極楽浄土庭園という日本庭園を拝観しました。武者小路千家木津宗泉が昭和8年に作庭…

比叡山 参籠路

登山アプリで比叡山を投稿する予定が、山中でインターネットが途切れ、誤って消去しました。写真は残っているので、再びハテナブログに投稿します。 1015比叡山坂本駅を出発です。 正面が八王子山で、日吉大社奥宮が望めます。日吉大社の山門鳥居から左手に…

比叡山

比叡山に登ろうと何時になく早寝をしましたが、とても6時起きする気になれません。ぐずぐずして家を出たのが8時半、どちらに行こうか迷った末に、近くのJR駅からは反対方向の駅までは、そんなに時間が違わないので、新大阪から叡山坂本へ向うことにしました…

四條畷より室池、生駒山中腹から石切駅

四條畷駅を降りて、四條畷神社に向かい、迂回して権現谷川を遡リます。 広い緩やかな上り坂です。登りきった所が室池園地で、緩やかな起伏の高原です。冷たい雪雲が広がり、何組かの家族連れに出会いました。 間もなく室池の堤を渡ります。写真は堤の両側で…

淀川を渡る

淀川は中之島を流れていましたが、度重なる洪水を防ぐため、明治時代、新淀川として大阪湾に直進するようになりました。現在、洗堰が水量を調節しています。上流に向かって写真を撮りました。ここ長柄大橋は3車線で歩道が併設されています。隣の鉄道橋は阪…

我が末娘ニキタ

我が家の末っ子の猫、ミスニキタです。五年前にもらわれてきました。厚手の小判のハンカチの上でよく寝ていましたが、小さくて踏んだらいけないので、暫くの間人間は足袋を履いて歩いていました。直ぐに大きくなりましたが、黒い毛は全身モジャモジャて、尻…

運河の鴨

淀川は、宇治川、桂川、木津川の三川が合流しているので、川の長さに比べて流量が多くなります。寝屋川も支流の一つで、かつて江戸時代には大和川も支流でした。その寝屋川は分流して旧淀川(大川)と合流し、その一つが城北川(運河)で、大川と城北川が我が家…

青湾と泉布観

大川の帝国ホテルの対岸には青湾という所があります。川の水の色も青みがかかり、豊臣秀吉は茶会でここの水を使ったそうです。茶人に大江青湾という茶人がいたとか、明使の献上した西湖の水を数壺湾に入れ、移植された西湖の柳が湾の水に青く映ったとか、青…

川砂の卸場

大正の上流になります。中之島を遡り大川にでます。この川は明治初期まで淀川本流でした。 更に上流の川砂を船で運搬し、この写真のクレーンのある場所に仮置きします。その川砂はトラックで工事現場等に運ばれていきます。 高層ビルは帝国ホテルで一昨年の…

勤労感謝の日 大正界隈

はてなブログで4回ほど投稿していたのですが、スマホのメモリー超過でアプリを整理した時に跡形もなく消却してしまいました。そのため、今回が初回となります。 大阪ドーム球場の最寄りの駅はJR大正駅です。橋の点前に小綺麗なカフェテラスが開店しています…